生き方・人生・心

30代後半で人生詰んだ状態とは?これからの生き方を考える

ゴールデンウィークの初日。4月27日にこんなブログ投稿がありました。

「もう人生詰んでいるんだなぁと実感して悲しくなった。」
ブログ著者:anond:20190427150421さん

https://blogos.com/article/374627/

 

内容を要約すると、

現在35歳。年収は500万円程度。

週5日働いて、出世は大変で、給料も上がらず、節約をしてるから海外にもいけない。

特に個人で食べていけるスキルも無い。

仮に独立したとしてもコミュ障だから苦労するのは目に見えている。

こんなことならエンジニアやデザイナーのような自分の名前や肩書きで食えるような職業になればよかった。

というようなものです。

 

「500万円が多いか少ないか」

「エンジニアやデザイナーなら違っていたのか?」などなど、

ツッコミどころは満載ですが、ひとまず人生に悲観していることはわかります(・_・;

 

 

そして、歳の近いおっさんも、似たような不安は抱いています。

 

平たく言えば、

 

果たして自分のこれからの人生はどうなるのか?どうしたいのか?

 

ということです。

 

「anond:20190427150421」さんは「今さら遅い」というようなことを書いてますが、おっさんの場合は若い頃から同じように悩んできました。

その切迫感が強くなってきただけです。

 

おっさんは昨年運良く世間的には結構いいと思われる成長産業の会社に転職できました。

でも、その転職では思ったのは、この転職が最後かな?ということです。

 

もう30代も後半になると、そうそう気軽に転職はできません。

同じ待遇を維持するならそれ相応の実績を出さなきゃいけない。

でも体力はどんどん減退傾向にある。

昔のようにがむしゃらに時間をかけてというのも結構しんどい。

 

周囲はどんどん結婚して、独り身はごくわずか。

一緒にゴールデンウィークを遊んでくれる友達も少なくなりました。

結果として出会いは少なくなり、結婚も遠のくばかり(現在未婚です)。

 

おっさんの両親は、離婚した上で他界しているので、頼れる人もいません。

仮に現職の会社が潰れた時の保険はなんもありません。

 

悪い方向ばかり考えるとおっさん自身の人生も詰んでいると考えられるわけです。

 

 

道は近くにある

中国の古典「孟子」に以下のような言葉があります。

道は近きに在り。然るにこれを遠きに求む。
事は易きにある。然るにこれを難きに求む。

 

簡単にすると、

行くべき・進むべき道は近くにある。

しかし、これをここではないどこか遠くにあると思っていないか?

やるべき事は実は簡単な事にある。

しかし、これを難しい事だと思っていないか?

という意味です。

 

おっさんが、

道に迷ってやるべきことがわからなくなったり、

不意に小さなことで死にたくなったり、

人生詰んだと思ってしまう時に

いつも思い出す言葉です。

 

 

人は遠く先のことを考えれば、不安になります。

そうではなく、もっと近く。今をみましょう。

 

解決策は遠くにあるのではありません。身近にあります。

身近なことをおろそかにせずに、地道にまずやってみる。

 

身近な簡単なこと。小さなことを丁寧に行う。

それを積み重ねた結果、大きなものになっていく。

 

そう思います。

 

ウダウダ悩んで先に絶望し、死にたくなってる暇があったら、何かをすることです。

 

「anond:20190427150421」さんが錯覚資産や投資の本を読んだなら、錯覚資産を作るにはどうしたらいいか?を考えるか、まず投資を始めてみる。

その結果、何かが見えてくるかもしれません。

 

道に迷った時は

先のことなんて、誰にもわかりません。

そして、先のことを不安に思うことは、いつの時代もどこの国でも、みんな同じように悩んできたんではないでしょうか。

そんな時こそ本です。

夢をかなえるゾウという本にもあったように、あなたが悩んだ事は誰かが以前に悩んでいることです。

 

そして、

道に迷った時は中国古典に限ります。

やっぱり日本人だからでしょうかね。

なーんか西洋哲学や自己啓発書の言葉なんかより“しっくり”来るんです。

 

おっさんのオススメ本は以下の通り。

論語の読み方―いま活かすべきこの人間知の宝庫 (ノン・ポシェット)

中国古典で最も有名な論語の解説本です。
めっちゃわかりやすいし、読んでとても感銘を受けました。

中国古典の言行録 (文春文庫)

おっさんの心の師である歴史小説家、宮城谷昌光先生の名言にちなんだエッセイ集?のようなものです。金言の塊の本です。

 

これ以外にもたくさんあるのですが、これらの中国古典を読むたびに気持ちが楽になります。

 

生きているのがしんどいなーと思った時は読んでみてはいかがでしょうか。

 

おわり。

 

 

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ではまた、さいちぇん!