こんにちは。まっち(おっさん)です。
おっさん、今日は広告代理店勤務時代の後輩Uくんと呑みでした。
Uくんは現在30歳。
7年前からの付き合いになります。
当時のUくんは高卒でヤマダ電機で働いたのちに、入社したという異色の経歴の持ち主。
お世辞にも仕事が出来る子ではありませんでした。
とにかくミスが多くて、Excelの資料1つ満足に作れない。
Excelの認定資格試験である、MOSを受けるときに、初級ではなく間違えて上級をいきなり受験してしまうようなドジっ子でもあります。
段取りもとにかく苦手。
いまだにUくんと約束をして、彼に仕切ってもらって予定通りに開催された呑みはありません笑
行こうと思っていた飲み屋さんが休みだったり、彼が他の予定が入ってキャンセルになったり。
まるで計画性というものがない人です。
でもそんなUくんでも当時から2つ飛び抜けた特徴がありました。
1つは、とにかく人に寛容なところ。
1つは、アドテクノロジーが好き。
※アドテクノロジーとは、インターネット広告をはじめとするデジタル広告全般に関連するシステムやツール全般の事を指します。具体的に言えば、Google Analyticsも、SEOも、アフィリエイトも、デジタルサイネージも、アドテクノロジーです。
おっさんは当時アドテクノロジーの専門部署の立ち上げを行い、社内のアドテク勉強会を週一回のペースで開いていました。
彼は多分唯一、そのアドテク勉強会に必ず出席するほどのアドテク好き。
人懐っこい性格も相まって、自然と仲良くなりました。
結局のところ、デジタル系広告代理店という仕事は、クライアントとの関係性構築と、細かい事務作業の積み重ねなので、彼は合わずに早々に転職していきました。
そして、7年後。
彼はとある会社を経営しています。
何をして生計を立てているかというと、
・アフィリエイト
・メディアコンサルティング
・デジタル広告の運用代行
です。
現在の月商は4000万円で粗利が2000万円とのこと。
稼ぎすぎやろ((((;゚Д゚)))))))
■自分の強みを活かすということ
彼がなぜそのような経済的に自立した環境を作れたか?
いろいろな話を聞く限り、彼の特徴がそのまま成功の要因となっていました。
つまり、
1つは、とにかく人に寛容。
1つは、アドテクノロジーが好き。
の2つです。
■人に寛容という特性を活かした結果
Uくんは人を選ばず交際する天才です。
人から誘いがあったら、それがたとえ嫌いな人であっても出向くそうです。
そして、呑みながら
「自分はなぜこの人のことが苦手なんだろう?」
と考えながら呑むんだとかw
好き嫌いがはっきりしているおっさんには全くわからない境地です(^^;;
その結果、いろんなところで人と知り合い、そのツテでいろんな仕事をできているとのことでした。
聞くと、その仕事の種類は多種多様で、
・誰もが知っている一流メディアのメディアコンサル
・PPCアフィリエイト
・中小工務店の業務改善
・パチンコ店のインターネット経由での集客
などだとか。
さらに、その収益が驚きでした。
一流メディアには週一回打ち合せを行うだけで、コンサル費70万円/月
アフィリエイトASP担当者経由でPPCアフィリエイトを運用し、収益500万円/月
中小工務店に勤怠管理のExcelマクロを作って、40万/単発
パチンコ店に来客用の広告を運用し、20万/月
おいおい、
なぜそんな条件でやれるんだ?
みたいな条件ばかりでした。
これはUくんのとびきり人に寛容で、憎まれない性格によるものだとおっさんは思います。
同じ仕事はおっさんでもできることばかりですが、同じ仕事をおっさんは取ってこれないでしょう。
■アドテクノロジー好きという特徴を活かした結果
Uくんは、会社を辞めてから欠かさずアドテクノロジーのニュースをFacebookで流し続けました。
特になんのコメントも記載しない、ただのリンクを投稿するだけです。
でも、それによってFacebookで繋がっている人はUくんを「アドテクノロジーの人」と認識します。
アドテクの投稿だけを続けて、Uくんはブランディングをしていたのです。
自分で好きな情報を収集し、知識を蓄えつつ、最も省エネの方法でブランディングを行った。
それをUくんの人に憎まれない性格と組み合わせて、上記のような仕事を得ていったのです。
■全部そこそこよりも、一点集中の最強魔法を習得しろ
今や、おっさんと呑んでも、Uくんから教わることの方が多い。
Uくんは知っていました。自分ができることがそんなに多くないことを。
自分ができると思っていない。自分がやりたいことはわかっている。
だから、やりたいと思ったことをやりたい方法でアウトプットし続けた。
結果として7年経って、それが実を結んだのです。
今の彼は、アドテクだけではありません。
そこから派生して、プログラミングもできる。
上記のようにある意味、営業もできる。
自分でクリエイティブ(LPやバナーなど)も作れます。
何より、アドテクノロジー全般のツールの特徴を組み合わせて、様々なマネタイズ方法を生み出せます。
おっさんもアドテク専門部署を立ち上げるくらいですから、アドテクノロジーは好きでした。
でも、Uくんのようにそこに特化するというほど飛び抜けて好きではありませんでした。
おっさんは、
営業も、
プレゼンも、
広告運用も、
アドテクノロジーも、
クリエイティブ制作も、
全部できたし、全部そこそこ好きでした。
なので、当時在籍していた会社では大いに活躍できたし、今の会社でもその経験や能力は活きています。
でも、飛び抜けてはいない。
どれもそこそこです。
ドラクエでHPがどんなに低くても、最強の魔法を使える魔法使いがいれば、そこそこの何でもできるキャラよりも重宝します。
そして、その魔法使いは賢者となり、勇者となれる。
1つのことを突き詰められる強さを学んだ夜でした。
おわり。