「この人、いつも嬉しいこと言ってくれるなぁ」
「そうそう、そこ!そこに反応して欲しかったんだよ」
と思わせてくれる人っていますよね。
こんにちは、おっさんの中のおっさんこと、まっちです。
おっさんがTwitter始めた頃からの絡んでいるけるとん(@the_four_points) はまさにそんな風に思わせる達人。
先日おっさんがブログ投稿お知らせツイートをしたら、そのツイートへこんなリプ(コメント)をしてくれました。
まっちぃーの視点視野がすごく羨ましい(*´ω`*)
言い値よりも高くってとこ
すごく素敵🎵相手のパフォーマンスもあがりそう!
— ケルト♥️愛の伝導神 (@the_four_points) March 28, 2019
けるとんは、おっさんが見ているTwitter界隈では異色の存在。
ほとんど自身の投稿はせず、いいねとリプばかり。
でも、そのリプがとても嬉しい。
今回のリプもとても嬉しかった。
なぜこのリプがそんなに嬉しかったのか。
どうしたら人が言って欲しいと思っていることを言えるのか?
けるとんのコメントと、自分で自分の気持ちを分析して、ヒントにしてみたいと思います。
■けるとんのコメントを分析してみた
「まっちぃーの視点視野がすごく羨ましい(*´ω`*)」
まず、しょっぱなからの肯定。
肯定を一番最初に持ってくることで、読み手は安心します。
さらに、このコメントは、「視点視野がいいね!」でもいいはず。
でも、けるとんは「羨ましい」という表現を使いました。
いいね!は並列もしくは、上からであり、羨ましいは少し下から相手を立て、敬意を表した表現です。
プライドを重視する男、とりわけおっさん世代にはこの表現はドンピシャです。
何より、立ててもらって悪い気のする人はいません。
「言い値よりも高くってとこ すごく素敵🎵相手のパフォーマンスもあがりそう!」
ここはおっさんがブログ内で、取引先には言い値よりも高くお金を支払うことで、気持ちよく働いてもらえると書いた文のことに触れてくれています。
このようにディテールを示すことで、「読んでくれている」と思わせることができる。
さらに、ブログ内でこの文章は特に強調したわけでもない箇所です。
そこに触れることで「しっかり読んでくれている」ということがわかります。
さらにいうと、おっさん的にこの行為=取引先に言い値よりも高く支払う行為は、密かな社会貢献のつもりでした。
ゆえに密かにとてもいい行為をしているという自負心がありました。
そんな自分の密かな自負心に着目し、褒めてくれています。
とても短いリプなのに、これだけ要素が詰まっています。
■分析結果を整理し、抽象化
ポイントを整理してみましょう。
・肯定から入る。
・並列や上からではなく、少し下って敬意を表する。
・他者の発言や文章のディテールに注目し、触れる。
・密かな「誇らしいこと」に気づき、そこを褒める。
こうやって分析すると、とってもいやらしく感じてしまうかもしれないけど、おそらく“けるとん”はこれを無意識でやっています。
なぜ無意識でそんなことができるのでしょう?
■どうしたら人の言って欲しいことが言えるようになるのか?
けるとんがなぜ人の言って欲しいことをさらっと言えるのか?
それはおそらく、私心がないから。
おっさん含め、世の中の多くの人は、人の話を聞きながら、自分はなんて言おう?と考えながら話を聞いています。
聞いていながら、実は聞いていない。
考えてるんです。
これをおっさんは私心がある聴き方だと思ってます。
人は自分の話をすると、ドーパミンが発生するそうです。
出典:https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2368451/Why-talking-friends-pleasurable-SEX.html
ドーパミンとは、美味しいものを食べたり、セックスをしたりした時に、感じる快楽物質のこと。
自分が次に何を言おうか考えるということは、
・話をしてスッキリしたい
・自分を良くみせたい
という気持ちの現れだから、私心のある聞き方なわけです。
本当に聞いて、話し手の立場に立つことでしかきっと相手の言って欲しいことはわからないんだろうなと思いました。
こういった聞き方のことをスティーブン・R・コヴィーは、著書「7つの習慣」のなかで「傾聴」と言っています。
私心のない人、自分の話をしっかり傾聴してくれる人。自分を肯定してくれる人。
こんな人はどんな時代や場所でも必要とされる人だろうなと思います。
けるとんから学んだことを活かして、おっさんもそういう人になりたいものです。
おわり。