「もっと経営者目線を持って!」
「はい・・・。」
こんなやり取りに遭遇したことはありますか?
この記事は「経営者目線ってなんだろう?」ということや、「経営者目線を持つことのメリットデメリット」が私自身の経験を踏まえて書かれています。
こんにちは。
おっさんの中のおっさんこと、まっちです。
おっさんは20代の頃に、上司からこの言葉を言われた時は、「そうか!」と思い、一生懸命実行しましたね。
なぜならその上司を尊敬していたから。
結局何を言うかより、誰が言うかですよね笑
でも今は年を経て、おっさんとなって、少し違う意見を持っています。
経営者目線を持つとはどういうことか?
おっさんの考える経営者目線とは以下の3つを指します。
・会社のお金を自分のお金だと考える。
・会社の問題全てが自分の問題だと思う。
・会社のミッションを自分の人生をかけて成し遂げたいと思う。
まぁ、冷静に考えるとムリというか、実際そこまでは思い込めないと思うのです。
でも、若かりし頃のおっさんは、懸命にそう思いながら仕事しました。
その結果どうなったか・・・?
経営者社目線を持って働くと楽しい
経営者目線を持つってことを平たくいうと、すべて「自分ごと化する」ってことなんですが、やっぱり自分ごと化できた仕事って楽しいですよね。
自分のことだと思うと、一生懸命になる。
一生懸命に取り組むから、結果も出る。
結果が出ると成長実感が得られる。
というわけで正のスパイラルに入ります。
そういう意味で、経営者目線を持つということは、仕事を楽しむという意味で大切なことだと思います。
いいことばかりではない
おっさんの場合は、単純なので一生懸命になった結果、以下のような失敗もしました。
①パートナーに値切り交渉をし過ぎて、パートナーの仕事の質が落ちる。
②いろんなことに首をツッコミすぎて、仕事が滞る。
③異常な労働時間(1日18時間平均)となり、体調を崩す。
上記の中でも、特に①は良くなかったなと思います。
なんでも買い叩けばいいというものではないです。
安くなるということは、パートナーに無理をさせるということ。
無理をするとどこかで歪み(ひずみ)が生まれます。
結果としてクオリティが下がったり、うらまれたり、もう仕事をしてもらえなくなったり。
短期的にはコストを下げることになっても、長い目で見ると損失になる可能性が高いです。
何より誰かを安く働かせるということは、自分の会社は良くても、広い社会で見た時に、
不幸な人を生むかもしれない。
そんな仕事は気持ち良くないですよね。
おっさん、今は逆に相手の言い値よりも高く発注することもしばしばです。
その方がお互い気持ちよく仕事できますから( ´ ▽ ` )ノ
経営者目線という言葉は経営者に都合の良い言葉
ぶっちゃけ、経営者目線を持て!ってとっても経営者側に都合のいい言葉ですよね。
仮に従業員は会社に莫大な利益を提供したとしても、給料の伸び幅って限られます。
でも、経営者の役員報酬は青天井です。
役員にならない限り、その差は埋まりません。
また、
雇われている会社の利益にコミットする=経営者目線を持つ
ではなく、
自分を会社(自分株式会社)と考えて、自分の利益にコミットする=経営者目線を持つ
ととらえてみるとどうなるか?
自分株式会社の売上=給料となります。
副業をしている場合は、給料だけではなく、副業収入+給料=売上となります。
仮に勤めている会社が副業禁止だとすると※、
クライアントを1社に絞るようなものです。
ものすごーくリスクのある経営になります((((;゚Д゚)))))))
※2019年現在、副業・兼業ができる企業は全体の22.9%だけ。
出典:https://fukugyoupro.com/fukugyou-kaikin/
これってなんか変ですよね?( ˙-˙ )
経営者目線を持てと言われて、本当に持っている人は、自分を会社だととらえて、経営者として考えられる人だと思います。
そうなると、勤めている会社だけにコミットすることはしません。
あきらかに矛盾してますよね(^^;;
つまり、結局のところ経営者目線を持てと言われても、本質的なところで雇われではムリだなーと思うわけです。
おっさんは、冷静に考えた結果、経営者目線を持った上で、自分株式会社の経営も考えて行動するという結論に至りました。
今がまさにその状況の真っ只中にいます。
副業禁止の会社に勤めながら、こうしてブログを書いて、副収入を得ようとしています。
本業だけにBet(賭け)をするのは、リスクなお年頃になってきましたので( ¯•ω•¯ )
まとめ
・経営者目線を持つことは自分の成長と仕事を楽しむために重要なこと。
・一方で自分株式会社を考えれば、勤めている会社はあくまで1クライアントに過ぎない。
・最終的に自分はどんな人生を送りたいのか?を考えて、どこにbet(賭け)するかを考えるべき。
おわり。