衝撃的なニュースがありました。
世界最高峰の山頂も混雑しているなんて、衝撃的な写真。
おっさんもいつか登ってみたいと思っていただけに、少しがっかり。https://t.co/rtqbLhXzaP— まっち@おっさんの生存戦略 (@matchicchi) May 25, 2019
エベレスト頂上目指す大行列、警鐘鳴らした登山家が「死のゾーン」で死亡
https://www.cnn.co.jp/world/35137518.html
世界最高峰のエヴェレスト登山が人気で、
山頂付近で渋滞が起きているそうです。
エヴェレスト登山の費用・期間
エヴェレストの山頂はご存知の通り8848mで文字通り世界最高の山です。
エヴェレスト登山にはたくさんのお金がかかります。
・入山料120万円
・渡航費用 15万円
・ビザ含む滞在費 30万円
・ベースキャンプ使用料 40万円
・アイスフォールルート使用料 6万円
・ゴミ処理代 40万円
・山岳ガイドであるシェルパ雇用料 80万円(2人)
・運搬のためのヤク(動物)代 40万円
・装備品代(酸素ボトル、衛星電話等含む) 120万円
・保険料 25万円
・予防接種 2万円
これらを合計すると518万円となります。
しかも、エヴェレスト登山は身体の高度順応の時間や、天候回復待ちの時間など、大まかに2ヶ月ほどかけるとのこと。
また、エヴェレスト山頂付近の8000m以上の領域は「デスゾーン」と呼ばれ、酸素が地上の1/3しかありません。
座って呼吸しているだけで死に近づくと言われ、ヘリコプターも空気が少なすぎて飛べません。
500万円使い、2ヶ月かけて登って、山頂で渋滞。
それが理由で死ぬ。
控えめに言って最悪です。
おっさんもいつか登りたいと思っていたので、このニュースは衝撃でした。
こんな生死の狭間にある世界も人で溢れているとは。
人類どんだけ刺激欲しがるんだ!
それでも登ってみたい理由
おっさんは、雪山登山マンガが大好き。
一人の男が、エヴェレストの南西壁という最難関ルートに無酸素(酸素ボンベなし)、単独(一人)という誰も成し遂げたことのないやり方で登頂を目指すお話。
めちゃくちゃ漢くさい。それがいい。
おっさんの中でBEST5に入るマンガの1つ。
学校でも暗くて、特に取り柄の無かった高校生があることがきっかけで登山に目覚めるお話。全体的に暗めのトーンで、読む人を選ぶが画が綺麗。
ストイックな生き方が美しいことを思い起こしてくれる作品。
この2つの作品には、共通の雪山登山の魅力が描かれています。
それは、
生死の狭間をギリギリで生き抜くというヒリついた感覚。
そこにおっさんは惹かれました。
おっさんは現代の東京で生きています。
この時代の日本は間違いなく平和です。
経済大国という称号はもう過去のものかもしれませんが、何だかんだ言って裕福です。
食うものにも困らない。
着るものにも困らない。
住むところも多少高いけど困らない。
強制労働を強いられるわけでもない。
カフェで寝てても荷物を盗られない。
落し物だって高確率で返ってくる。
間違いなく平和。
太平洋戦争で死んでいった先人たちや、長い世界の歴史の多くの不幸な人たちが心から望んだ世界。
おっさんたちはそんな世界に住んでいるんです。
だからこそ、
それだからこそ。
退屈です。
ゆえにおっさんはエヴェレストに登りたい。
理由は至極シンプルで、
刺激が欲しいから。
平和すぎて、生きているという実感が湧かないから。
おっさんを変な人だと思うでしょうか?
でも程度の差こそあれ、多くの人も同じような感覚を持っていると感じています。
例えば、
千里眼というラーメン屋があります。
二郎系のラーメン屋さんで、いつも並んでいます。
特徴は量が多い、辛い、脂質が膨大((((;゚Д゚)))))))
おっさんは、これを食った時に思いました。
うまい!
でも、人間の食うものでは無い。(あくまで個人的意見です)
そして、こういう過激な食べ物が人気というのは、みんな刺激を欲しているんだなと。
例えば、
おっさんが昔働いていた会社はとある出版社でした。
今はどうかわかりませんが、出版社といえばテレビ局と並んで激務の代表格。
おっさんがいた会社も例に漏れず、編集部の人は朝4時まで仕事して、翌朝9時に出社というのはよくあることでした。
そんな会社で働く女性のストレス発散方法は、買い物。
とあるその女性は借金をしながら洋服を買いあさっていました。
大食いや度を過ぎた買い物と、雪山登山も本質は一緒だと思ってます。
雪山登山のように一歩間違えたら死ぬということに惹かれるのも、そのスリルを感じることが生の実感を得られるからです。
このように非日常の世界を味わうことで、生きている実感を感じるのは、言い換えると現状の自分、現状の生活に退屈しているから。
他の人は知りませんが、おっさんは死ぬかもしれないとわかっていても、エヴェレストに登ってみたい。
それは、突き詰めれば刺激を求めているだけかもしれない。
人生は壮大な無駄遣いだ
という言葉を聞いたことがあります。
どうせ無駄遣いならやりたいことをやりたい。
おっさんがエヴェレスト登山に惹かれる理由です。
やりたいことをやる=無駄遣いの意味付け
刺激を欲しがるということは、言い換えるとと未知のものを知りたい=好奇心と言い換えることもできます。
人類の発展はこの好奇心が成し遂げてきたわけです。
先日ホリエモンさんのロケットが宇宙に到達したというニュースをみました。
個人資産10億で達成したということです。
ホリエモンロケット、打ち上げ成功 民間単独で国内初
https://www.asahi.com/articles/ASM521W3BM52ULBJ007.html
おっさんは一度だけ堀江さんの公演を間近で見る機会があったのですが、その時の堀江さんはロケットの部品や燃料について目を輝かせながら、熱く語っていました。
それをみておっさんは、
あーやっぱり思った通り子供のような人だと思いました。
堀江さんは本当にやりたいことだけやってる。
だからあんなに目が輝いているんだろうなと。
エヴェレストに行くのも、宇宙に行くのも、大食いするのも、借金して買い物するのも、突き詰めれば刺激を求めているだけだし、無駄遣いなのかもしれません。
なんども言いますが「人生は壮大な無駄遣い」
なんでもやってみたいと思ったことはやってみてから考える。
現代を生きるということはそれくらいでちょうどいいかもしれません。
なにはともあれ、おっさんが死ぬまでに宇宙に行くことができるのか。
楽しみです。
おわり。
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ではまた、さいちぇん!